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吟醸酒について解説!香りと味わいを楽しむ方法!

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読者
「吟醸酒」という言葉をよく聞くけど、それってなんなの?

 

今回は、香りと味わいをたのしむ「吟醸酒」について理解を深めてみませんか?

歴史を振り返ってみましょう。

 

「吟醸酒」は昨今、日本酒好きのみならず、一般にも広く知られる用語となってきました。

 

言葉は知っていても「吟醸酒」とは何か、きちんと説明できるでしょうか。

 

「吟醸酒」について、改めておさらいしてみましょう。

 

「吟醸酒」の歴史を紹介!

「吟醸酒」は、もともと鑑評会用に造られた特別な日本酒

「吟醸酒」とは、もともと「吟味して醸した酒」を意味していて、一般に販売される日本酒ではなく、「鑑評会」と呼ばれる日本酒コンクールでの入賞をめざし、特別に造られる日本酒を指していました。

 

「吟醸」という言葉が初めて文献に登場したのは、新潟県の酒造家・岸五郎氏が、明治27年(1894年)に発行した日本酒造りの専門書だと言われています。

 

地域振興の一貫として、各地で日本酒の鑑評会が開かれ始めたのが、まさにこの頃でした。

 

「吟醸酒」がついに一般にも解禁される!

「吟醸酒」は、長らく鑑評会に出品するための酒でしたが、昭和50年(1975年)に初めて商品化されます。

 

先鞭をつけたのは、江戸後期の文化元年(1804年)に福井県で創業した老舗蔵、黒龍酒造です。

 

鑑評会入賞の常連だったこの蔵元が、大吟醸酒「龍(りゅう)」を商品化したことで大きな話題を呼び、これを機に、吟醸酒が一般にも普及し始めたのです。

 

「吟醸酒」は特定名称酒の一部へ!

「吟醸酒」は「特定名称酒」へとなりました。

 

「吟醸酒」が一般に販売されるようになった当初、その定義は定まっておらず、蔵元それぞれが独自の基準で「吟醸酒」と銘打って販売していました。

 

しかしながら、「吟醸酒」がどんな酒か、明確に定義づけられたのは時代が平成を迎えた1989年のことでございます。

 

国税局から告示された清酒の製法品質表示基準によって、「吟醸酒」が「特定名称酒」のひとつに分類されたのです。

 

特定名称酒における「吟醸酒」

「特定名称酒」は、国税局が定めた原料と精米歩合、米麹の割合、その他香味の条件などで8つに分類されています。

 

このうち「吟醸酒」に該当するのは以下の4つで、精米歩合と原料によって区分が変わります。

 

その4つがこちら!

 

吟醸酒

  1. 吟醸:精米歩合60%以下、原料に醸造アルコールを使用
  2. 大吟醸:精米歩合50%以下、原料に醸造アルコールを使用
  3. 純米吟醸:精米歩合60%以下、原料は米と米麹のみ
  4. 純米大吟醸:精米歩合50%以下、原料は米と米麹のみ

「吟醸酒」特有の「吟醸香(ぎんじょうか)」とは?

「吟醸酒」の特徴のひとつに、「吟醸香」と呼ばれる特有の香りがあります。

 

吟醸香は、よく「フルーティーな香り」と表現されます。

 

米からできた日本酒から、なぜ果物の香りがするのか、不思議に思うかもしれません。

 

それは、日本酒の香りのもととなっている「カプロン酸エチル」や「酢酸イソアミル」という成分が、りんごやバナナ、メロンなどの果物にも含まれているからです。

 

吟醸香を生む酵母(こうぼ)の力

吟醸香のもととなる成分を生み出しているのが、酒造りに欠かせない「酵母」です。

 

酵母には、原料に含まれる糖分をアルコールに分解(発酵)する役割がありますが、同時に香りの成分を生成します。

 

香りの質や強弱は酵母によって異なりますが、吟醸酒造りに適しているのが「きょうかい9号」をはじめ「きょうかい酵母」と呼ばれる日本醸造協会の酵母です。

 

近年では、より華やかな香りを求めて、オリジナルの清酒酵母に取り組む蔵元も増えています。

 

「吟醸酒」は繊細な味わいも特徴

「吟醸酒」を造るには、米をしっかり磨くだけでなく、酵母に豊かな香りを出させるため低温でゆっくり発酵させるなど、高度で繊細な酒造りが求められ、これが「吟醸造り」と呼ばれています。

 

「吟醸造り」で造られる「吟醸酒」の魅力は、香りだけではありません。

 

高精米によって得られる、雑味のないクリアで繊細な味わいや、味と香りの絶妙なバランスなど、吟醸酒には酒造りの技術が結集されているのです。

 

吟醸酒まとめ

「吟醸酒」とはなにか、理解は深まったでしょうか。

 

香りと味わいをたのしむ「吟醸酒」。鑑評会用だけでなく、広く一般で飲めるようになったことが、なにより喜ばしいですね!

 

是非みなさんも色々なお酒を楽しんで見て下さい!

 

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